LPGを燃料とする低速ガス燃料機関(ME-LGIP)受注

プレスリリース

株式会社三井E&Sマシナリー(社長:田中 一郎)は、このほど三菱造船株式会社(社長:北村徹、所在地:神奈川県横浜市)より、LPG焚き低速ガス燃料機関「6G60ME-C10.5-LGIP-EGRBP」を受注しました。本機関は、株式会社 商船三井(社長:橋本 剛、所在地:東京都港区)のグループ会社であるPHOENIX TANKERS PTE. LTD.(社長:渡辺 大輔、所在地:シンガポール)向け、株式会社 名村造船所(社長:名村 建介、所在地:大阪府西区)建造のLPG・アンモニア運搬船(VLGC)に搭載されます。

LPGは、燃焼時に排出する二酸化炭素(CO2)を削減できることに加え、硫黄酸化物(SOx)、粒子状物質(PM)排出の大幅な削減が可能なことから、ME-LGIP機関は、近年LPG運搬船を中心に採用が急速に進んでおります。

当社は、これまでのガス燃料機関製造の経験を生かし、アンモニア等の代替燃料への対応を一層進め、安全で環境にやさしく経済性にも優れた推進機関をお客様に提供していきます。


当社の低速ガス燃料機関実績

機関形式 使用可能燃料 実績数 プロジェクト概要
ME-GI LNG、燃料油 7基 LNG燃料船 3隻、LNG運搬船※1 2隻
ME-GIE エタン、燃料油 3基 液化エチレンガス運搬船 3隻
ME-LGIM メタノール、燃料油 3基 メタノール運搬船 3隻
ME-LGIP LPG、燃料油 2基 LPG/アンモニア運搬船 2隻※2

※1 2機2軸船
※2 1隻はオプション

図1 LPG燃料噴射装置(シリンダカバー外観)
図2 LPG燃料噴射弁

お問い合わせ先

連絡先:株式会社三井E&Sホールディングス 経営企画部 広報室
TEL:03-3544-3147